2000.1.7 アルシオン 後楽園ホール大会
アルシオンの2000年開幕戦。
お正月の仕事始めの平日とあってか後楽園ホールは4割位の寂しい入り。
この日マリーと昨年暮れの興行で膝を故障してしまった大向は欠場。
そしてオープニングセレモニーに何故か姿を現さない二上・玉田。
第1試合 30分1本勝負
 二上美紀子・玉田凛映(12分36秒,無効試合)下田美馬・三田英津子
昨年ラスカチョが勝手にリストラ要員にあげていた二人。
第一試合に組まれていたラスカチョ戦に対しての答えは、
アルシオンへの造反ともみえるゲリラ的ストリートファイト。

まずラスカチョが入場したあと
二上・玉田は入場曲が終わっても出てこない。
どうしたのかとセコンドについていたアルシオン選手達が探し始める。
しかし、見つからず結局ラスカチョは1/30のZepp TOKYOの自分たちのカードを
勝手に決めて小川社長に命令すると花道を帰っていく、
するとそこに二上・玉田私服での登場。
まるでチーマーの二上、ヤンキーねいちゃっん風ソバージュの玉田。

一度はリングにあがりゴングが鳴るもイスはどんどん持ち込むは
コーナーのターンバックルをはずして金具を出しそこに
額を打ち付けるなどラスカチョ顔負けのラフなファイト
何度もリングサイドで乱闘になり大向やアジャが止めに入るも
その二人に対しても攻撃する状態。
結局試合はノーコンテスト。
試合後アジャに
「ちゃんとリングで試合を成立させろ!」と
一括されるも全くひるまず
「アジャには新人を育てらんねぇ!
高瀬はうちらのメンバーだ!」と
来月デビュー予定の新人をつれていってしまった。

アジャの管理能力をなじる下田。
確かにアルシオンのこと考えてる…(笑)



    
第2試合 15分1本勝負
○矢樹広弓(7分4秒,ヒザ十字固め)×L・スター
ごたごたのあとだがその流れにはあまり関係ないふたりが
(まあリンダはなくないんだけど…)
第二試合を何事もなかったように
普通にしっかりとやってくれたおかげで
ある意味ここからがこの日のアルシオンってとこか…
ちゃんと考えられていますなっ。
第3試合 スカイハイ・オブ・アルシオン・タイトルマッチ(30分1本勝負)
<王者>○C・ASARI (8分44秒,エビ固め)<挑戦者>×藤田  愛
※みちのくドライバーII。ASARIが3度目の防衛に成功

このキャリア(一年未満)でタイトル戦っていうのがアルシオンらしい。
またそう言う意味ではこのベルトの試合ならありでしょう。
ASARIも同じ体操出身の藤田には一目置いているようで
試合後も「挑戦するには10年早いが、あんたには期待してるよ…」とマイク。
第4試合 15分1本勝負
○C・奥津(13分10秒,エビ固め)×吉田万里子
※雪崩式フランケンシュタイナー
この日のベストバウトはこの試合かな…
1/30にアジャの持つクイーン・オブ・アルシオンに
挑戦する奥津。ここで吉田には負けられないとこ。
アジャ対策か少しウエイトもアップしているカンジ。
試合はサブミッション女王吉田にかなり苦しめられ
もはや引き分けか?と言うところで
逆転の雪崩式フランケンシュタイナー!
ふらふらになってばたんキュー状態の奥津。
しかし、すぐ起きあがるとふらふらしながらも
四つのコーナー全てにあがってポーズ!
平衡感覚がないカンジでセコンドの藤田にささえたりされながら勝利を
かみしめていました。

もしかしたらアジャ戦用の新技とか出るかも…
とちょっと期待していたのですが、
まああったとしてもまだ出さないか…
それに奥津の逆さ押さえ込みは必殺技と認定してもいいかもね。
この日も2.9位いってたもの…

これで前王者にも勝ったわけで1/30でアジャに勝てば文句無く
アルシオンのトップってわけですな。

 
第5試合 30分1本勝負
浜田文子・AKINO(18分39秒,ラ・アヤキータ) A・コング・府川唯未

文子が変わった!
変わったと言っても
ファイトスタイルとかじゃないんですけど

実はこの日個人的に一番の衝撃は
玉田のソバージュでも
奥津の勝利でもなく
浜田文子の試合中(エプロンで)の様子
である。

試合中にはあまり喜怒哀楽を
顔に出さないというか出ないのが
文子の唯一といっていい欠点だったのだが
この日はAKINOが攻め込まれてるとき
同時に痛たそうな顔をするどころか
全身でそれを表現していた。
それはすごくいいノリで
過剰なまでの演技ともみえるくらいに
思い切ってやっている。
それがまたかわいい…

こっちの方が素の文子に近いと思うので
このままのカンジを続けて欲しい。
試合自体はちょっとリズムが合わずスウィングしなかった感もあるが
最後の文子と府川の攻防は圧巻!
文子が必殺のラ・アヤキータでしとめようとしたその時
府川がクルッと回って変形のストレッチマフラーの様な体勢に…
完全無欠と思っていたラ・アヤキータにこんな死角があったとは…
リング中央。文子から仕掛けていたので、かなりがっしり極まっている。
相当苦しそうなカンジの文子。
もはやギブアップか…と思っていたがコーナー間近で
もう一度反転。再びアヤキータにもっていった瞬間!
府川たまらずタップ!
やはり完全無欠!ラ・アヤキータ!
勝った後、花道で観戦していた浜田パパをいちべつしてどうだといわんばかりの文子。
そしてマイクを持つと「2000年は私の年にする。アジャ!あなたを倒します!」
と宣言!

アジャも「お前が上がってくるのずっと待ってたんだよ!」と返す。
キャリア2年の選手がアジャ越え宣言である。
去年の暮れのラスカチョ戦の効果がこんなにもすぐ出てくるとは…
すばらしいです。


興行のまとまりという点では問題なかったアルシオン。
第一試合でヒール転向した二人(三人?)によって
いわゆるプロレス的ストーリー展開も同時進行になる。
なんだかんだいってもこれからちょっと注目である。(^^)