2000.7.16 アルシオン トーナメントSKY その2
第6試合
○浜田文子(4分24秒 ラ・アヤキータ)×坂井澄江(Jd')
今大会の一つの目玉はこのJd'の坂井の参戦とも言える。
交わることの無かった他団体の一つがまた一つ交差した。
プロレスキャリア的には一年先輩の坂井は社会人出身のため
年齢でも文子より10歳年上
しかし、欠場明けから間もないし
ホームに迎えての対戦なので文子有利は否めない。
リング上の姿も文子が先輩の様なカンジ。

坂井的にはもっとかきまわして欲しかったが
横綱相撲(プロレス?)で
順当にトーナメントを勝ち上がった文子を素直にほめておきたい。
  ┌ASARI
 ┌┤
 │└マリー・アパッチェ
┌┤
│┌AKINO
└┤
│ └ファビー・アパッチェ

│ ┌ロゼッタ
┌┤
└藤田愛 
└┤
 ┌坂井澄江
 └┤
  └浜田文子
この時点で準決勝のカードは左記のように決定。
順当といえばそうだが全てに興味のわくカードがつづく
第8試合
トーナメントSKY II 準決勝AKINO(8分6秒、スワンダイブ式ドラゴン・ラナ)×マリー・アパッチェ


いよいよ準決勝。
昨年優勝出来なかったマリーとAKINO。AKINO的にはここは正念場。
見せることを忘れないAKINO
ドラゴンズ・レイをだすがパワーボムに切り返される。

ならばと最後は
スワンダイブ式のドラゴン・ラナ!!
本家(ドラゴンキッド)をもしのぐその技で勝利。
第7試合
トーナメントSKY II 準決勝浜田文子(6分3秒ラ・アヤキータ2000)×仮面天使ロゼッタ


さながらアステカの血とエジプトの血との闘いか…(笑)
コール時に文子はロゼッタポーズをまねる。
本物よりかっこいい&かわいい
と思ったのは私だけではあるまい…

楽しみながらもシビアな関節技の応酬。
サブミッションではあなどれないロゼッタに
真っ向から向かっていく文子。

最後はアヤキータ2000で勝利。
やはりプロレスといえばアステカの血だねぇ。
第9試合
レッド・リンクス、玉田凜映、GAMI(Re:DRΛG)
(14分42秒)
バイオニックJ、×府川唯未、大向美智子(VIP)
あたかもトーナメントからあぶれた選手のタッグマッチかと
おもわれそうなこの試合がこれ程意味をもつとは…

パラパラで入場のVIPにRe:DRΛGが襲いかかる。

Re:DRΛGもVIPもいまのアルシオンの抗争の中心。
それぞれお約束の攻めをもっているのもすばらしい。

Re:DRΛGの連携は
闘龍門のC-MAXを連想させるほどのまさにプロの技。
ここまで洗練されるとは思わなかった…

Re:DRAGは観客を
巻き込んでの
引っ張りコブラ

VIPはセコンドの
ラスカチョを加えての
ポーズ。
劣勢のVIPだったが大向が裏投げで全員を投げ倒す。

しかし、最後は狙いを府川に絞ったRe:DRAGの勝利。


…とドラマはここからはじまった。
GAMIがマイクを獲ると何やら誰かを呼び込む。
それはなんとJWPのコマンド・ボリショイ
団体内で輝優優にリストラ宣言されてしまっている彼女がいきなりアルシオンのリングに!!
いきなりのRe:DRAG加入ボリショイもマイクをとり
「残りのレスラー生命をGAMI選手にあずけます!!」と宣言!
唐突のようだが二人はジャパン女子時代の同期とも言える。

個人的に輝優優のマイクを直接ホールで聞いていたために
ボリショイの行動は感慨深い。
たしかにボリショイはコマンドの部分でサブミッション。
キッドの部分でルチャをこなせるいわばアルシオンには
うってつけの選手。
彼女自信浮上のチャンスもあるのでは…

またこれで現役選手によるJWPとのつながりもできたわけで
なにか期待してしまう…むふふっ


第10試合
トーナメントSKY II 決勝浜田文子(10分55秒)×AKINO
いよいよ、トーナメント決勝。順当といえばそうだがこのふたりによる決勝はまさにアルシオンを象徴している。
決勝までの試合内容だけでみればAKINOがのっているカンジだが、逆に言えばそれだけ体力も消耗しているはず。
AKINOは(汗をかいたせいもあるだろうが)優勝を意識してか決勝で新コスチュームに…文子は自然体。
お互いに3試合目とは思えない良い動き。
文子はアヤコノクラズムなどをだすがフォールを獲れない。
最後は浜ちゃんカッターでピン。
多分本人が
一番優勝を意識していたのだろう
文子に敗れるとかなりの落胆の様子。
しかし、準優勝のAKINOには、
『週刊プロレス』選定の敢闘賞
マリ-対AKINO戦でのAKINOの
テクニックに
『Lady’sゴング』選定の
空中技能賞が送られた。
ある意味優勝と
同じくらいの価値がある賞に
AKINOも感激。
文子はマイクを持つと
「ここまでこれると思ってなかった
みんなの応援のおかげ…」と涙。
しっかりした強さをもっていながら
内面はまだまだ新人らしいところが
初々しい。

大会前の興業で頭を打って
病院にいったりしていたせいもあるし
文子自身トーナメント優勝の難しさを
意識していたのだろう。
しかし、気を持ち直すと一気にぶち上げる!
・次回、坂井選手と組んでJd'にあがること
・マリーの持っているSKYのベルトに挑戦
・アジャの持つクイーンのベルトに挑戦
坂井とマリーにはその場で了承を得てアジャには答えてもらえなかったもののすかさず小川社長に訴える。
Jd’には文子が闘いたい相手の飛鳥や以前意識していたと思われる小杉もいる。
いよいよアルシオンが外に向かって行くその先陣をきるのが文子になる。
文子は以前3年目までは負けられるからいろいろなことをやりたいと言っていた。
つまり逆を言えば4年目からは彼女は誰にも負けないつもりなのだ。
彼女の中にはしっかりと自分の理想とするレスラー像が出来ている。
今年8月で3年目に突入する文子。まだまだこれから…すべてに挑戦して全てを越えてほしい。