第5試合 スカイハイ・オブ・アルシオン王座決定戦AKINO(11:15 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め>ギブアップ)×c・ASARI
文子が返上したために空位となったタイトルを賭けての一戦。
このベルトはクイーンのベルトなどとは別格の空中戦のベルトだと
思っていたが今回文子がクイーンに挑戦するにあたって
卒業を言い渡されたとこから考えるとアルシオン的には
いわゆるジュニアのベルトという位置づけに落ち着いた感もある。

なんで卒業なんだ?二冠としてもいいのでは…と思ってみたものの
それではスカイのベルトが死んでしまうので
今回の展開はしかたがないところ。
ただ、今後このベルトの保持者がクイーンと並ぶだけの価値に
していくのも可能ではないだろうか…
(むか〜しの全女の赤・白のベルトのようなカンジで…)
     
最近ASARIが吉田からサブミッションをおそわっている流れもあり結構地味な展開で進む。
しかし、AKINOの多彩な攻めなどによりスカイハイの名に恥じぬ試合展開。

この試合何故かVIPの大向と府川がセコンドについていて
気になってが、それにはちゃんとわけがあった。

最後試合を決めたのはASARIのスカイツイスターではなく
AKINOの飛びつき腕十字。
実は引退決定の府川から教わった技。
現在のASARIの師匠吉田が
サブミッションの好敵手としていた
府川から教わるというドラマチックな展開。
こういう形で府川の遺産は残っていく。
この展開はまったく文句ないし感動的。

しかし、個人的にはどうしてもベルトの名前がきになるとこ、
「飛びつき」ってところがなんとか
「スカイ」の部分をフォローしてるが
サブミッションでスカイの試合が決まるとは…とも思った。

いっそのこと「スカイ」の名前を
「強さ」ではなく「うまさ」を象徴するようなカンジに変えるか
もうひとつサブミッション系のベルトをつくってしまってもいいかも…
第6試合
ツインスターオブアルシオンタイトル戦
×GAMI・玉田凛英 (14:49 かかと落とし>体固め)○下田美馬・三田江津子
ある意味今年の軍団抗争を回してきたRe:DRAGの二人が持つ
ツインスターのベルト。

試合は乱闘を含んでラスカチョにも負けないいい連携で押せ押せムードの
チャンピオンチーム。
デスバレーをくらってもフォールをしのいだGAMIだが
最後は絶妙なタイミングの下田の踵落としで敗れる。

ベルトはメキシコに本物を捨てて今はRe:DRAG印のベルトになっていた。
それがこの試合の伏線。
勝ったラスカチョは
「こんなインチキ臭いベルトは巻かねーんだよ!」と受け取り拒否。
「…って事はウチらがまたチャンピオン?」とGAMI。
どこかで聞いたようなシステムだと個人的にはウケたが
なんとラスカチョは
この日参戦していたミステル・カカオを呼び込む。
その手にはメキシコで捨てたはずの本物のベルト…
う〜ん おいしすぎるぞ>カカオ。
しかし、そんな事は受け入れずあくまで自分たちのベルトを
本物といいはり
ダブルタイトル(どっちもツインスターなのか?)で再戦を
決めたGAMIはさすが!
しかし、このあとそのGAMIをしのぐインパクトのマイクアピールが…
なんと近々デビューを控えた
前田美幸が
ラスカチョにデビュー戦の相手を要求。
彼女は昨年のアジャ対ラスカチョの
壮絶な試合を観てアルシオンに入団したという経緯もあり
ある意味納得できる要求だが
デビュー前の選手がセミの試合後すべての話題をもっていくなど前代未聞。
そのまま小川社長に直談判するなど
これだけのわがままさはレスラーとしての素質十分。
早く試合を観てみたいものである。

    
メインイベント
クイーン・オブ・アルシオンタイトル戦
×アジャ・コング(15:42 後ろ回し蹴り>体固め)○浜田文子
浜田文子というレスラーはホントに絵に描いたようなレスラー。
まるで漫画の主人公のような境涯。
それをすべて背負って実際に実現してしていくのがまたすばらしい!


試合ははじめは派手な動きのないじっくりとした展開。
しかし、アジャもドロップキックをみせるなどいつもと
ちがう攻めや以前豊田真奈美にやったような厳しい逆エビをだす
かなりマジな展開。
文子は追い込まれ途中から必死の張り手の撃ち合い。
普段感情を前面にだした攻撃をしない文子だが
この日は自分の気持ちをたたきつけるように
執拗に張り手を打ち込んでいく。
もちろんアジャも思い切り張り手を返すが
それでもひるまない文子。
ビーナス>アイコノクラズムという
文子の旧必殺技はきめることが出来た。
この辺はまだ技を温存しているのか…

しかし、
アジャはグローブをはずして先に
自分の必殺技の「素手の裏拳」を出す
しかし、それを受けきって文子が出したのは
最後の力を振り絞ってのスピンキック!
アジャが倒れるまで三連発!
三発目がクリーンヒット!
思わず倒れるアジャ…
そして歴史的なスリーカウントが…

勝った文子は大泣き。
アジャはライセンスナンバー「1」を文子に譲る
と宣言。そして…
「まさにお前はプロレスをするために
この星に生まれてきたんだ。
これから21世紀のアルシオン
と女子プロレス界をひっぱっていけ」と使命を授ける。
また、アジャは最後生え抜きメンバーをリングにあげ
「おまえらがアルシオンジャパンとして
このアルシオンを引っ張っていくんだ
そのためには私は味方にも…そして敵にもなる
と言ってリングを降りる。
うっ〜〜かっこいい〜〜!!!
    

これで完全にアジャを越えたとは言い難いが
この試合はベルト奪取の説得力は十分。

10代でアジャを倒してチャンピオンになるという
文子の伝説はまた一つ築き上げられた。
ムーブメントとしてはまだ小さいが
それはこれから文子が作り上げていくものを期待したい。

アジャの言葉で再認識したが
ホントに彼女は女子プロレス界をひっぱるべきスターであるのだろう。
地球の裏側で生まれた彼女がグラン浜田の娘であり、
アルシオンというリングにあがり確実に実績をつくりあげている。

今回の展開など、ともするとアジャコングの全ての歴史をも
21世紀の女子プロレスを築く彼女のために
積み上げられてきたかのように感じることも出来る。
あくまでもこれは私の中での「俺伝説」(笑)だが…

文子がこれから未来にどういういものを築いていくかで
本物の伝説はつくられる。