2000.12.3 アルシオン 後楽園ホール 午後6時半試合開始(文中敬称略)
「HYPER VISUAL FIGHTING CARNIVAL ARSION 2000」と題されたこの大会。
まさにカーニバルの様にP☆MIXに出場のG・アパッチェ、M・カカオの男子レスラーも含め
総勢23人の入場式入場ゲートもつくられ大会の雰囲気をつくっていた。
カード的には三大タイトルマッチが中心なのだろうがこれだけバラエティーに富んだメンバーで
一つの興行が打てるのはパッケージとしては秀逸なのではないだろうか。
 
第1試合 山縣優デビュー戦
○吉田万里子(5:01 くも絡み)×山縣優
山縣のデビュー戦は文子やAKINOの時のような
驚きはなかった。
特に大技を出す訳でもなく相手が吉田ということもあり
ドロップキックを喰らうなどということもなかったが
この日昼の全女の試合を観ていて新人
(寺下と西尾)と比べると身体もそれなりに出来ていて
観ていて不安感はない。
試合は何度も極められその都度吉田がはずす
エキシビジョン的な序盤戦から山縣がエルボーなどで
返していく展開。
高瀬はデビューからタックルとう武器をもっていた
よくも悪くも自分をアピールする何かが欲しいところ
これはセミのあとの前田の行動などをみてよりカンジだ部分。
まだこの試合だけでは、なんともいえないが
これからなにか一つでもひかるものを魅せて欲しい。
第2試合
○PIKO(8:14 反則勝ち)×リンダ・スター
リンダの奇襲攻撃から始まった
いつも以上に熱いファイトのリンダ
序盤からPIKOマスクに手をかけていったりする。
ヒール的ファイト。
個人的には
ただ試合をたんたんとこなしていたリンダと違い
この日のリンダからは特に気持ちをみることができた。
結局最後はPIKOのマスクを剥いで反則負け。
剥いだマスクを戦利品よろしく
自分でかぶるリンダ。

う〜ん面白い。
試合後PIKOが「マスクマンのマスクを剥ぐとはどういう意味かわかっとるのか!!」
と怒る。が、ルチャの本場メキシコのレスラーであるリンダはそんなこと
重々承知しているはず、逆に個人的には、そう言う行為をしたこの日のリンダの感情は
十分伝わったのだが…
これを機にPIKOも本気になってリンダを意識して
ライバル関係をうまく盛り上げて欲しい。

最終的にはGAMIのマイクで
PIKOとリンダはもう一度完全決着戦が決定。

リンダはルーダ(ヒール)でいけるかも…
最終的にはPIKOとのタッグとかもおもしいかも…
第3試合
ソチ浜田・日向あずみ(15:40 みちドラII)大向美智子×J with府川唯未
2001年3月20日引退決定の府川
この日はVIPとして大向とJと共に入場。

この日注目していたのは
大向と日向。

スタイル的にはスウィングするのは
難しいかとおもったが結構いい感じ。

この二人のシングルは
是非とも観てみたい。

最後は日向がみちドラllでJをピン。
これで日向はアルシオンで初勝利。

本人はメキシコ人達のルチャスタイルに
興味があるようだし実際に「うまい」レスラーだが

日向がアルシオンにこれからも参戦していくなら
キーワードを「強さ」に求めてもいらいたいと
個人的には感じる。
第4試合 P☆MIX特別試合
ファビーアパッチェ・マリーアパッチェ・グランアパッチェ
(16:12 みちドラII>体固め)
×藤田愛・キャンディー奥津・ミステルカカオ
実に楽しい試合
大きい選手ではないが男子同士のぶつかり合いは迫力もあり
面白い。
G・アパッチェの得意技、「セクハラキッス攻撃」で
奥津も藤田も翻弄されまくり。
藤田の動きはこの日も抜群。
バランスのとれたムーンサルトなどの空中姿勢は
女子プロ界一ではないだろうか…

贅沢をいえば
あとはその技ひとつひとつを
もっとアピール出来れば完璧。
以前奥津がやっていたような
何度も違う方法でコーナーに登るなど
何でもいいのだが試合の流れのなかで
印象にのこるシーンとしての構成力が欲しいかな…。
まあ、
これは非常にハイレベルの要求なのかもしれないが
そのくらい技がきれいで流れてしまうのが
もったいないと思うからである。
全員がそれぞれ持ち味をいかした
試合は実に濃い内容。
マリーのトルニージョなどは日本の
女子プロレス界では彼女だけが使う技。

試合後またしてもキッスを奪われる藤田、計3回(笑)
そして…
この試合後キャンディー奥津の衝撃のマイク。
「今月12/16・17の札幌が現役最後の試合になります。」
キャンディー奥津引退…
なんと復帰戦での引退宣言。あとからの情報では身体的にも限界とのこと
この日も絶好調とまではいかないがまったくそんなことを
感じさせない動きはさすがプロフェッショナル。

府川の引退が決定しているためこれで旗揚げメンバーが二人ほぼ同時に引退ということになる。
奥津の場合はJWPの時から考えると2回目ということもあるが
それだけに本人の決断のが重く感じる。
しかし、JWP時代をあまり観ていなかったせいもあるが
アルシオンで奥津は実に魅力的ですばらしかった。
レスラーとしての印象はアルシオンで確立した感もある。
第五試合以降は→その2へ