レスリングフェスティバル99 代々木第二体育館
この日は全女・Jd'・ネオの選手とその系列のフリー選手による興行。
誰がマッチメークしたのかは分からないがカード的にはなかなかいいのではないかと思う。
しかし、日本レスリング協会が主催のため一般的にはこの日にここでプロレスがあること自体が
把握されていないのか、それとも平日のせいなのか代々木第二体育館は2〜3割の入り。

しかも、主催側のアマレス関係の招待など
明らかに普段は女子プロレスを観ていないと思われる観客層も多く見かけられた。
そのため会場の雰囲気もちょっと違う感じだったが、
そのおかげでかえっていつもより客観的に観ることができた。
第1試合         ○豊田真奈美(ジャパニーズオーシャンサイクロン)×藤井巳幸

この日の藤井はとてもよかった。
豊田とのシングルというカードのせいかも
しれないが、
中西がアマレスを練習するにあたって
藤井がずっと相手をしていたこともあって
この興行には気合いが入ってたのかも知れない。

女子プロレス特有の選手の絶叫が会場に響くだけで
どよどよと観客席がどよめいたりして自分はその反応自体が新鮮だった。

相手をした豊田も藤井をそこまでひっぱったという点でさすがだと思う。
なにか豊田は京子戦以降表情もいいように見える。
試合をきちんと組み立ててジャパニーズオーシャンまで
もっていったのは藤井のがんばりもあるがベテランの余裕のなせる技。
弟2試合   ○ZAP・I    ×前川久美子

やはり観戦経験が少ない観客にとっては
ZAPはわかりやすいヒールと言う意味でGood!
前川をつれて会場客席を丁寧に一周するとこなんか
「いつもより余計にまわってます」ってカンジ。

惜しかったのは試合途中アクシデントで
前川がひざを負傷してほとんどきちんと試合が
出来なくなってしまったこと。
はじめは悪いことやられまくりのあとの反撃などに
会場がよくわいていたが
だんだん尻つぼみに…

個人的には女子プロレスにおいて
ベビーが勝つためのプロセスとその意味について
深く考えてしまいました。
第3試合    ○下田美馬・三田英津子     高橋奈苗・×納見佳容

なにげに実現したおもしろいカードに期待は膨らんだものの
この試合も途中で高橋の様子がなにかおかしい。
どうやら試合中に頭を打って記憶が飛んでしまっているカンジ。
ほとんど納見対ラスカチョという状態になってしまい
高橋のがんばりが見れなかったのが残念。
日本レスリング協会表彰による協賛団体代表への表彰
及びアニマル浜口とジャガー横田のナショナルチームへの激励トークショウ

表彰は大会に参加した全女・Jd'・ネオにたいしての感謝
というものらしいがネオは篠社長ではなく京子が
受け取っていた。ASARIとの試合で負けたのでやはり
社長をやめたのだろうか…?

アニマル浜口とジャガー横田はトークショウというより
挨拶ってかんじだった。

山本聖子と浜口京子。浜口京子はでっかくてかこいい
第4試合     ○堀田祐美子(ピラミッドドライバー)×渡辺智子
 
ナベが黒いガウンを着てきて
かっこよかった。
キャリア的にはこのクラス
(平成元年組)がもうトップに
いてもおかしくない。

WWWAタッグのベルトを取り戻した
せいかZAPでの経験がそうさせたのか
ナベには
風格みたなものが感じられた。


ナベは「間」で闘って観客を引きつけることのできる
数少ない貴重な女子プロレスラーの一人だと思う。
彼女には是非赤いベルトを巻くとこまで行って欲しい。
第5試合  ○ライオネス飛鳥・森松      小杉夕子・×坂井澄江
やはり入場だけで会場をわかせてしまう飛鳥の知名度はさすがというカンジ。
全女勢の時はまだ少しは入場でわいていたがおそらくJd'の選手は初めてみる人も多いのであろう
小杉や坂井の入場時、会場は「誰だ?」といったカンジでシーンとしていた。

ところが…実はこの日の興行で試合内容で一番よかったのはこの試合。
ハイスピードな攻防。
ヒールが反則している時にきちんとレフリーの注意を引きつけるセコンド(笑)
いわゆる基本的なのだが技もひとつひとつ丁寧。
はじめは飛鳥にしか注目していなかった客席もだんだん小杉達に声援を送っている。

この試合を観ながら個人的には、コーチのジャガーさんのすごさを感じていた。
つまりジャガーさんの抜けた全女と今現在コーチをしているJd'。
ベテラン選手はもう身体に染みついているから自分でそのつど修正していけると思うが、
今の全女の若手は雑草の強さはあるがなにか雑な感じを受けていた。
試合の完成度と言う点でJd'はすごく安定している印象だった。
第6試合   ○井上京子・井上貴子     ×中西百重・脇澤美穂
このカードも観れそうでみれない貴重なカード。体格的にもキャリア的にも圧倒的にダブル井上が上。
個人的にはこの日に見せて欲しかったのはアマレスと違い体重による階級などのないプロレスのなかで
脇澤と中西がいかに闘うかということだった。
脇澤はそのキャラクターで、午前中にアマレスに出場した中西はその動きで会場をわかせていた。
この日は「RING STAFF」という文字の入ったリングでおそらくどこの団体の物でもないレンタルのリングだった。
見た目にちょっと全女のリングより大きくおそらくマットが固かったと思われる。
それというのもロープワークを使う全女の選手はみな首をかしげてタイミングがあわなそうだった。
この日全女の選手がいまいち動きがぎこちなかったのそのせいかもしれない。
ホットニュースに戻る